Arduinoと温度センサ(LM61CIZ)を用いて、温度測定する方法について紹介します。(ソースコード付き)
温度センサLM61CIZ
LM61CIZは-30℃から100℃の温度を計測できる高精度IC温度センサです。
秋月電子で4個入り200円(1個あたり50円)で購入できるため格安です。
LM61CIZは-30℃~100℃の温度を300mV~1600mVの範囲で出力します。
(0℃=600mV、1℃あたり10mV変化)
Arduinoは、アナログ入力ピンで0V~5Vを0~1023の値にA/D変換して取得します。
(300mV~1600mVなら61~327)
今回は、ArduinoのanalogRead関数とmap関数を用いて、温度センサLM61CIZで計測したデータを取得し、摂氏温度に変化させてパソコンに出力してみました。
【参考文献】高精度IC温度センサLM61CIZ(4個入)
回路構成
Arduinoと温度センサの回路構成は下記の通りです。

ソースコード
プログラムのソースコードは下記の通りです。
void setup() {
// シリアル通信の伝送速度
Serial.begin(9600);
}
void loop() {
// 変数宣言
int analog , temp , vt;
// アナログ0番ピンからセンサの値を取得(0~5Vの電圧を0~1023の範囲に変換して取得)
analog = analogRead(0);
// センサの値を電圧に変換(数値を0~1023から0~5000mVの範囲に変換)
vt = map(analog,0,1023,0,5000);
// 電圧を温度に変換(数値を300~1600mvから-30~100度の範囲に変換)
temp = map(vt,300,1600,-30,100);
// 温度をシリアルモニタに表示
Serial.println(temp);
// 1秒毎に繰り返す
delay(1000) ;
}
実行結果
プログラムの実行結果は下記の通りです。
【シリアルモニタ】


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